通常スキーは高い位置から低い位置に向かって滑り降りますが、平地を自らの身体を動かして移動するだけではなく、低い位置から高い位置に向かって坂を登っていく機会も珍しくないのがクロスカントリースキーです。

数あるウインタースポーツの中でも突出して多くの体力を必要とする競技であるが故に、完走はもちろん優秀な成績を残すためには体力維持が深く関係します。人体は、動かす筋肉が大きいほど身体を動かす時に負担が小さく感じられて体力が消耗しないので、クロスカントリースキーでスタミナを維持したい時には筋肉トレーニングを行い、筋肉を肥大化させるようにしましょう。
筋肉はトレーニングを行えば現状よりも肥大化させる事は可能であるものの、計画に則って行えば同じ期間でますます肥大化させられるようになるため、しっかりと成績をより良いものにしていくには計画的にトレーニングに励む事が大事です。良いペースは1週間に3日もしくは4日トレーニングに励む事ですが、筋肉は連続で刺激を与えた事例よりも休息を挟んだ方がより大きくなりやすい特性を持っているので、1日おきにした方が良いです。
また、トレーニングを行う時には今一度自分自身の身体や成績と向き合ってみて、レースの中で疲れやすい箇所やライバルに追い抜かれてしまうポイントを把握しましょう。疲れやすい部位や追い抜かれてしまう所は筋肉が不足している事が関係しているので、スタートで引き離されてしまうのであればスタートダッシュが力強く行えるようになる筋組織を鍛えるようにし、登り坂でライバルとの距離が縮まったり追い抜かれてしまうのなら、登り坂を登る時に使っている筋組織を鍛えるようにします。
そのように各ポイントで活発に動かす筋組織を肥大化させておけば、踏み出す一歩がますます力強い様子になるのでペースを落とさずに進む事ができてライバルに追い抜かれてしまう心配も小さくさせられますが、競技が進行するのに従って全身に疲労感を覚えるようになり身体のバランスが乱れたり集中できなくなってくるのなら、心肺機能を鍛えて体力維持に繋げると良いです。
心肺機能を鍛える方法は有酸素運動なのでマラソンやウォーキングなどを行うと良いですが、長時間有酸素運動が続けられる方法として有効的なのが自転車です。
自転車を軽いギアにして登山コースを登っていけば身体の節々に衝撃が加わる事なく心肺機能が鍛えられ、クロスカントリースキーをしている時に息切れが起こりにくくなりパフォーマンスが高まります。