鳥取県の西部に位置する大山町は豊かな自然に恵まれたエリアで、観光や大山スキーなど楽しみが沢山あります。ここでは大山観光に人気のスポットや周辺観光地について、さらに春のスキー旅行についてもご紹介します。

大山観光の目玉として欠かせないのは、やはり標高1729メートルの大山です。この山は富士山のようななだらかな形をしているので「伯耆富士」・「出雲富士」とも呼ばれることがあります。日本百名山の1つにもなっているほか、夏の時期には登山客からの人気も集めている山です。
観光をする人たちに人気のスポットには「桝水高原」も挙げられるでしょう。ここは大山の西側に広がっている高原です。リフトがあり、これに乗れば標高900メートル地点まで行くことができます。頂上からは美しい海となだらかな斜面の絶景を楽しむことができます。さらに「鍵掛峠」も絶景が見られる名所として知られているところです。豊かな木々と、荒々しさを感じる大山の岩肌が見られます。
そして718年に開かれたといわれる、歴史の古い「大山寺」も観光客が訪れるスポットの1つです。天台宗別格本山の寺院で、中国三十三観音霊場の第二十九番札所でもあります。境内は国の史跡となっているほか本堂や鐘楼は登録有形文化財、さらに重要文化財の阿弥陀堂などの文化財があります。
夏場は山登りやキャンプなどで人気の大山は、冬はスキー客にも人気がある山です。この辺りのスキー場は、例年春分の日ごろまで営業をしています。そのため3月に入ってから、春のスキー旅行に出かける人もいるのが特徴です。大山には「だいせんホワイトリゾート」というスキー場があります。ここは大山スキー場とも呼ばれている施設です。大きく分けて4つのエリアがあり、そのうちの1つは「国際エリア」です。このエリアにはリフトは9本あり、初心者向けのゲレンデからテクニクダスコースまでの5つのコースがあります。標高1121メートルから740メートルのところに位置していて、その標高差は381メートルです。中でも最も長い距離があるのはチャンピオンコースで、1600メートルもあります。この国際エリアが最もコースの数が多く、広い面積となっています。次に広いのは「上野原エリア」で、ここは2つのコースがあるエリアです。ほかにも、このスキー場には「中の原エリア」と「豪円山エリア」があります。全てのコースで、スキー・スノーボードのどちらも楽しむことができます。